【慢性硬膜下血腫】頭をぶつけて左半身麻痺と痴呆症!「人生終わった」と思った瞬間
こんにちは!こんばんは!
かっぽです。
11月のことですが、
「頭蓋骨にゴリゴリと1円玉大の穴を開けて、
そこから管を入れて血液を抜き取る」
・・・という手術を行いました。
どうやら日常でいくらでもあり得る出来事らしいので、
(へぇ~。こーゆーことがあるんだ~。)
という気持ちで読んでいただけると嬉しいです♪
たんこぶができたほうがいいってホント?
私の頭蓋骨内の血液は、
脳の血管が破裂した・・・というわけではなく、
頭をぶつけた時の出血が、
頭蓋骨の中に入り込んだというケガです。
実は、車の後ろのドア(ハッチバックのドア)を
閉めた時に、ガツン!と頭にぶつけちゃったんです。
ぶつけたときは、目から火花が散りました。
が!
その後、特に“たんごぶ”ができるわけでもなく、
頭痛があるわけでもなく、
ぶつけた箇所を偶然に触った時に、
(あれっ?何でここが痛いんだろう。
あっ、そうか。ぶつけたんだっけ。)
と、思い出す程度でした。
よく、
「頭をぶつけた時に、たんこぶができたほうがいい。」
な~んて言われていますよね。
まあ、たんこぶができたから「安全」というのも
怪しい話だとは思うのですが、
今回、私の場合はまさに、
「たんこぶができなくて危なかった」パターンです。
あれほど頭を強打したのに、たんこぶができず、
知らないうちに、
すごいヤバい状態になっていたのです。
出血が頭蓋骨の外側に行かず、
内側に来ちゃったってことですね。
大量の血液が脳を圧迫したことにより、
●左半身(私の場合は)の運動機能障害
●軽い言語障害
●アルツハイマーのような記憶障害
などが起こりました。
最初は「脳梗塞」とか「脳出血」などを
疑いました。
ところが!
意外なことに、
2か月前のケガが原因だと分かったのです!
異常が分かり、手術をしたのは11月始めですが、
原因となったケガをしたのは、8月末でした。
ケガをしてから、約2ヶ月後に異常がでてくるとは・・・!
これ、脳神経外科の担当医曰く、
「忘年会で酒に酔って頭をぶつけたお父さんが、
2月ぐらいになって、“あれ?なんか変だな・・・”と
なるような症状なんだよ。」
と説明されました。
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ずっと後になって症状が出る「慢性硬膜下血腫」
私に現れたのは、次のような異常です。
●パソコンの文字入力がまともにできない。
●左手に持った物を、よく落とす。
●左肩や左腕をよくぶつける。
●左手で小銭がつかめない。
●着替えをすると、左腕が袖を通っていない。
●左足だけ靴下をはいていなかった。
●左足の靴をはいたまま、家にあがっていた。
●水道の蛇口を開けっ放し。
●冷蔵庫のドアが少し開いたまま。
●照明を消し忘れている。
●洗った洗濯物を、洗濯機の中に放置したまま
●照明を全部消していない(豆電球がついたまま)
●深く考えないと、車の運転ができない。
そこで、近所の「脳神経科」へ行き、
MRI画像を撮ったところ、
ショックで意識を失いかけました。
「左脳が血まみれ!!!」
その大量の出血を見て、
「人生、終わった。」
と思いました。
命を失うか、障害が残るだろうと思ったのです。
その病院は近所の開業医だったため、
もっと大きな、脳外科専門の病院を紹介されました。
すると、その大きな病院では、
脳外科医の先生が、あっさりと、
こう言ったのです。
「これね。血を抜けばすぐに治るよ!」
「え?障害は残らないんですか?」
「まあまれに、1割ぐらいの人が
なかなか治癒しない場合もあるけど、
この状態なら、障害が残るようなことはまずない。」
(はぁ~~~~~)
大きな安堵のため息が出ちゃいました。
一旦、奈落の底へ突き落とされて、
次に地獄から天国へロケット搬送された気分です。
「でも先生、
私がケガをしたのは、8月下旬だったんですが」
「ああ、これね。そーゆーもんなんだわ。」
そして、冒頭でもお話したように、
「忘年会で酔って頭をぶつけたお父さん」
の話に至ったのです。
この
「慢性硬膜下血腫」
の特徴は、
8月末にケガした私が
10月中旬から異常を感じたように、
(手術したのは11月ですが、
10月から異常を感じていました。)
「受傷後、3週間~2か月ぐらい経ってから
症状が出る。」
というのが特徴だそうです。
まあ、すぐに症状が出ないから、「慢性」と
名前が付いているんですけどね(笑)
すぐに症状が出る場合は、「急性」と付きます。
他にも、こんな特徴があります。
● 最初は自覚症状がない場合が多い。
● 体にマヒ・しびれが現れる。
● 痴呆症状が出る。
● 悪化すれば呼吸困難に陥る。
● 最悪な結果、死に至る。
おお!
まさに私の症状ではありませんか!!!
頭蓋骨内にたくさんたまった血液が脳を圧迫して、
それでいろんな悪影響が出ていたようです。
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受診した翌日に、すぐ手術しました。
手術する範囲の髪の毛を
バリカンで剃られましたが、
私は髪の毛が長いので、
他の部分の髪の毛で隠れました。
穴を開ける位置に、
医師が油性マジックで印を付けていました。
頭の手術ですが、
何と!部分麻酔!
なので、
頭蓋骨に穴を開ける音も
バッチリ聞こえました。
ゴリゴリゴリゴリ・・・。
術後すぐに、
● 軽いマヒ状態
● 痴呆症などの異常
は全部消失!
ただ、ですねぇ・・・。
脳内の出血によるアレコレは消失したのですが、
一見脳の出血とは関係なさそうな、別の症状
が現れるようになり、
すごく困るようになりました。
そちらは後日、あらためて
お話いたしますね。
【 追記 】
2月9日につづきを書きました。
⇒ 頭の手術後に原因不明のじんましんが頻発!(慢性硬膜下血腫 その2)
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